2013年4月12日から運行が始まった中部内陸観光列車は、中部内陸圏（忠清北道～江原道～慶尚北道）を循環する

「O-train（循環列車）」と、鉄岩と汾川を行き来する「V-train（渓谷列車）」の2種類があります。観光列車を利用すると、

なかなか見ることのできない中部内陸地方の豊かな自然を見ることができます。
特に、中部内陸観光列車PASSチケットを利用すると、列車が停車する全ての地域をお得な価格で観光することができます。

PASSチケットは1、2、3日券があり、使用期間中は観光列車の連携路線の一般列車も全て利用できます。
中部内陸観光列車に乗って韓国の美しい自然の景色を満喫してみましょう。 「One」の頭文字をとったO-trainは韓国の中部内陸圏である江原道、忠清北道、慶尚北道の3つの地域を1つに結ぶ列車です。

白頭大幹（白頭山から智異山まで続く韓半島で最も大きく長い山脈）の美しい四季をモチーフとしたO-trainは、ソウル～堤川～栄州～太白～旌善を回る循環列車です。列車は全4両205席で、一般席、カップル席、家族席、展望席で構成されています。

その他にも長い汽車旅行でも楽しく快適に過ごせるようにカフェ、こどもの遊具施設、トイレなどの便宜施設も備えられています。
また、座席ごとにコンセントが設置されているので携帯電話やパソコンの充電ができ、列車内のあちこちに設置されたモニターを通して列車が線路の上を走っている映像を見ることができます。
O-trainはソウル～堤川～太白～栄州を1日に1回往復します。全ての停車駅での乗り降りが可能で、韓国で最も高い場所に位置する「杻田駅」では2～9分（4851は9分、4852は2分）間停車します。
停車駅：ソウル～原州～堤川～寧越～ミンドゥン山～古汗～杻田～太白～鉄岩～承富～汾川～春陽～奉化～栄州

vallyの頭文字をとったV-trainは、江原道鉄岩、慶尚北道汾川や両元などの山の奥地を走る列車です。列車の外観は白頭大幹を練り歩く白虎をモチーフにデザインされ、「ベビー白虎列車」とも呼ばれています。列車内部のインテリアはレトロ風になっており、1970年代に多く使用されていた木炭の暖炉と白熱電球などが設置され、乗務員の制服は1970年代の乗務員の制服が再現されています。V-trainは慶尚北道汾川、江原道鉄岩区間を1日に3回運行します。列車は全3両158席で、片道1回の所要時間が1時間10分と短いため、不必要な施設を設置せずに展望空間とカフェだけで構成されています。V-trainは、見通しのよい峡谷の風景を満喫できるように車両の側面が全面ガラス張りになっていて、全座席の窓を開け閉めできるので、山の新鮮な空気が直接感じられます。列車が走っている間は乗務員が経由地や車窓から見える風景と関連した逸話などを紹介してくれます。O-trainと違って無停車で運行されますが、韓国で最も小さい駅である両元駅、景色が素晴らしい承富駅では5～10分ほど停車するので、外に出て写真撮影ができます。  

運行日程 区分 コース 出発駅 出発時間 所要時間
O-train  ソウル～栄州
栄州～ソウル ソウル駅
栄州駅 07:45-15:55 6時間21分
V-train 汾川～鉄岩 汾川駅 10:00 / 14:00 / 17:15  1時間10分
※毎月運行日程が異なるためKORAILホームページでご確認ください。
※区間別の詳しい運行時間はKORAILホームページでご確認下さい。