首都ソウルは、ショッピング天国だと言っても過言ではありません。明洞、仁寺洞、江南など、ソウル地域には、世界中からやって来た人々が大勢集まるショッピング街やショッピングスポットが目白押しです。特にソウルのショッピング街は、各地域ごとに特色や文化があり魅力にあふれています。首都の真ん中に600年間続く大型市場があるかと思えば、全世界の高級ブランドが総集結した高価なラグジュアリー店もあり、衣類、化粧品、電子製品など、品目別に大きなショッピングタウンが形成された所もあります。一方、便利なワンストップショッピングのための先端複合型ショッピングモールもあちこちにあって、まさしくショッピング観光の真髄を堪能することができるのです。

仁寺洞

概要

外国人がハマる韓国の伝統文化・芸術品の街

外国人がソウルで最も印象的な所として挙げる街が仁寺洞です。韓国の古美術品など様々な伝統文化、芸術品を通じて、韓国の情緒やエキゾチックな芸術的感覚に浸ることのできる興味深い街だからです。古美術品などの骨董品や民芸品店、伝統韓服や改良韓服、韓紙、韓国伝統茶など、韓国の伝統的な生活文化を知ることのできる空間があちこちに存在し、まるで宝物探しをするようにワクワク気分でショッピングができます。

700メートルの「仁寺洞通り」で出会う韓国伝統文化・芸術品
仁寺洞通りとは、仁寺洞ロータリーから鐘路2街タプゴル公園の手前までの約700メートルの通りを指し、長い歴史があります。朝鮮時代(1392-1910)から画家を育成してきた図画院があり、古美術の中心地で画家の街と言われましたが、次第に画家ばかりでなく工芸家、美術品愛好家も集まってきて、画廊、骨董品店、民芸品店などを中心に伝統文化芸術品を取引する芸術市場となりました。しかし単に芸術品を売買する場所ではなく、伝統文化芸術を理解して鑑賞することのできる展示空間でもあり体験空間でもあり、さらには様々な伝統文化芸術ジャンルの祭りとイベントが開かれる空間になっています。

高価格の陶磁器から低価格の伝統生活用品までを一所で
仁寺洞通りは韓国の骨董品の40％が集まっている所です。韓国の三国時代の製品もたくさんあります。最も人気の高いものは韓国陶磁器（数百万ウォン台から10万ウォン台まで多種多様）です。その他、漆器、書道や絵、各種工芸品、アンティーク家具などがあり、伝統装身具、韓紙、韓服、茶、写真、記念品、伝統材料で作るアクセサリーなど、今でも愛される韓国伝統の生活用品にもお目にかかれます。通りのあちこちに工房、ギャラリー、伝統茶屋、飲食店、アトリエなどが散らばっており、ゆっくりと見て回れば韓国文化芸術を存分に堪能することができます。

仁寺洞は週末になるとソウルで唯一の歩行者天国になるので、のんびりとショッピングが楽しめます。また、仁寺洞の近くには清渓川、景福宮などの観光スポットもあります。

★見どころ

仁寺洞には、耕仁（キョンイン）美術館のように伝統と歴史を誇るギャラリーがたくさんあります。朝鮮時代の政治、行政、文化の中心地だった仁寺洞付近には、見る価値がある遺蹟や名所がたくさんあります。なかでも地下鉄安国駅付近の雲峴宮（ウンヒョングン）という王族の邸宅だった遺蹟、仁寺洞通りの西側にある韓国仏教の中心地、曹溪寺（チョゲサ）などがおすすめです。

 
①雲峴宮（운현궁）
▶詳細雲峴宮(ウンヒョングン）は正式な宮殿ではなく、王族の親族である興宣大院君・李昰應(1820～1898)の一家が居住し生活していた空間だった所です。.

②曹渓寺（조계사）
▶詳細曹渓寺（チョゲサ）は韓国禅宗の総本山。..

③.耕仁美術館（경인미술관）

▶詳細耕仁美術館(キョンイン・ミスルグァン)は伝統文化の通りとして有名なソウル仁寺洞の中心部にあるアートスペースで、観光名所として広く知られているところ。..

★.楽しみどころ

仁寺洞には韓国伝統文化の体験プログラムを運営する所も多くあります。ポジャギ（韓国式パッチワーク）、韓紙工芸、メドゥプ（組紐）などが体験できる「カギョ」、ハンドペインティング陶磁器、韓紙工芸、七宝工芸などが体験できるサムジギルの「サムジ工房体験」があり、仁寺アートセンター2階には、韓紙で自分だけの手鏡、額縁、宝石箱、ミニスタンドなどを作ってみるプログラムが運営されています。その他、世界各国の茶と茶文化を深く理解して体験することのできる茶博物館もおすすめです。

①ジャンプ(JUMP)ソウル(점프)
▶詳細ミュージカル「ジャンプ」は2003年7月の初公演以来現在まで観客から絶えず愛されてきた作品で、国内はもちろん海外でも2年連続世界最高の公演フェスティバルであるイギリスのエディンバラフェスティバルで販売..

②.サムジキル(쌈지길)
▶詳細それぞれの道がそれぞれのストーリーを持つと言われるソウルの人気エリア・仁寺洞に新しくできた500メートルの道、それがこのサムジキルです。

③「韓紙の思い出」

伝統の街、仁寺洞を代表する工芸専門店、「韓紙の思い出」は、海外雑誌にも何度も紹介されたほど、韓国の伝統がしっかり込められていながらも独特な所です

④アルムダウン茶博物館（아름다운 차박물관）

▶詳細お茶に関する遺物を保有・展示している博物館と若い陶磁器作家などの作品に出会えるギャラリー、韓国や中国、日本、台湾、スリランカ、インド、ヨーロッパなど世界約110種余りのさまざまなお茶の種類を保有してい..