雪岳山の紅葉と海の風景を楽しむ束草＆襄陽旅行

韓国では秋(9月～11月)になると気温が低くなり、木々の葉が赤や黄色に変わる紅葉の風景が壮観をなし、旅行によい環境となります。紅葉は9月末に雪岳山(ソラクサン)国立公園から始まり、10月中旬から下旬にかけてピークとなるため、9月末から11月まで、韓国を旅行するなら紅葉の美しい山がおすすめです。紅葉の美しい山としてよく知られているのは江原道にある雪岳山国立公園(外雪岳)で、他にも智異山国立公園や内蔵山国立公園が有名です。雪岳山の束草市側は外雪岳(ウェソラク)、襄陽郡側は南雪岳(ナムソラク)と呼ばれています。秋の紅葉の魅力がいっぱいの束草(ソクチョ)・襄陽(ヤンヤン)の雪岳山と周辺の観光地をご紹介します。

雪岳山国立公園(外雪岳)

雪岳山の登山コースには、龍沼瀑布コース、飛龍瀑布コース、大青峰コースなどの16のコースがあります。雪岳山国立公園(外雪岳)には簡単な日帰りコースの他、1泊する様々なコースがあり、中でもケーブルカーで行ける権金城コースが一番の人気です。ケーブルカーに5分ほど乗ってから15分ほど歩いたところに権金城があり、岩山ならではの素晴らしい景観が広がります。襄陽では五色分所から大青峰まで、もっとも短時間で登山できる難易度の高いコースがあります。このコースは往復8時間以上かかり、急傾斜となっているため、個人ではなくグループでの登山をおすすめします。

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神興寺

神興寺は雪岳山国立公園(外雪岳)の入口近くにある寺院です。権金城に行く雪岳山ケーブルカーに乗ると、美しい風景の中に佇む神興寺が見えます。寺院入口に小さな門があり、中に入ると巨大な仏像の「統一大仏」が見えます。仏像の前には線香を上げるところと米をお供えする空間が設けられており、瓦に願い事を書く体験もできます。神興寺は落ち着いた雰囲気の寺院で、雪岳山に行くなら必ず寄りたい場所です

束草の観光スポット

永郞湖サイクリングロード

写真左：ポム岩 / 右：永郞湖サイクリングロード

江原道束草市の西北にある永郞湖は、毎年10月下旬にマガモなどの渡り鳥がやってきて越冬する場所として有名です。湖周辺には永郎湖リゾートを始め、コンドミニアム、ゴルフ場、カヌー競技場などがあり、ドライブ、散歩、サイクリングなどで大勢の人が訪れます。永郎湖リゾートの入口付近にはレンタサイクルショップがあり、自転車をレンタルしてサイクリングができます。リゾート周辺の湖は自転車で約1時間あれば往復でき、途中には、虎に似ているという「ポム岩」（束草8景の１つ）があります。

 
束草観光水産市場

束草観光水産市場では近海で捕れた各種の新鮮な海産物が販売されています。市場の中は販売商品によって通りが分かれており、タッカンジョン(鶏肉に小麦粉をつけて揚げ、甘辛いソースをからめたもの)の店が並ぶ通りや干物、スンデ(豚の腸詰め)などの通りがあります。スンデ通りでは、束草を代表する料理であるアバイスンデ(豚の大腸にもち米や野菜などを詰めたもので、一般のスンデよりも大きめのもの)やオジンオスンデ(イカ飯)を味わうことができ、市場の通りの間にはシアッホットク(ホットクにナッツ類を入れたもの)やアイスクリーム、ホットクなどを売る店もあります。

河趙台の無人灯台

河趙台は東海岸に突き出た崖の上にある亭子(あずまや)で、奇岩絶壁と松林と海の調和が美しいところです。河趙台横の橋を歩いて行くと、白い河趙台無人灯台があります。ここは素晴らしい日の出が見られるスポットとして有名で、日が暮れるときに海を照らす灯台の光も美しいため、日の出と日没のころには多くの観光客が訪れます。