忠清北道永同（ヨンドン）郡は果物のふるさとです。夏にはブドウ、秋にはリンゴ、冬には干し柿と季節を代表するフルーツを楽しむことができます。特に永同は、内陸の山間地帯という地理的特性を活かして栽培される糖度の高いブドウの産地であり、そのブドウを使用してワインを作る韓国で最高のワイナリーがある場所です。永同ではワインだけではなくブドウの香りが広がるブドウチョコレートを作る体験もすることができます。また、永同は朝鮮時代の音楽家である南渓朴堧（パク・ヨン）の故郷として国楽でも有名です。ここでは多様な国楽の演奏を観覧、体験もすることができます。

★永同で味特別なワイン

 
永同は小白山脈と秋風嶺の険しい山脈の続く内陸の山間地方にあり、日照量が多く、日較差が大きい場所です。このような地形の特性を活かして生産されるブドウは糖度が高く、全国のブドウの生産量の12%にも至ります。永同を代表するワイナリーであるワインコリアで有名なワインは「シャトーマニ（Chateau Mani）」と呼ばれています。「シャトー」はフランス語で「城」という意味ですが、ワイン製造業においてはワインの製造と貯蔵施設を取り揃えているワイナリーを意味し、「マニ」は永同郡の西部にある摩尼山を意味します。

ワインコリアの1階はワインバーとテイスティングルーム、個人のワインセラー、足湯体験室があり、地下にはオーク所蔵庫、2階にはワインギャラリーがあります。1階のワインバーとテイスティングルームはワインコリアで自社生産しているワインだけではなくブドウを原材料とした多様な製品を展示してある空間で4種類のワインを試飲することができます。また、ワインを利用した足湯体験も可能です。ワインの足湯は体を温める効果があります。足湯体験は20~25分程度で体験料金は5,000ウォンです。ワインバーとテイスティングルーム、ワインギャラリー、オーク貯蔵庫などは個人で見学することができ、ワインツアーに申込むとワインに関する詳しい情報を得ることができます。
また、ワインコリアの周辺にあるカントリーワインは3代にわたってブドウを生産している歴史あるワイナリーで山ブドウワインとアルコール度数が45度以上の手作り蒸留酒を作っています。ブドウ酒を作る醗酵室と低温熟成室、ワインの試飲ができる地下熟成室、団体の観光客のために作られたワインバーと試飲販売場があります。